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2018.9.324時間換気システムのフィルターをきれいにしよう!

2003年に建築基準法が改正され、設置が義務化された「24時間換気システム」。高気密・高断熱の住宅が主流になるなかで、住居内の化学物質やアレルギー物質を換気してくれる、大変ありがたい機能です。ただ、年中無休で稼働していることから、換気装置内のフィルターは日を追うごとに汚れていきます。そこで今回は、換気システムのタイプに応じた、オーナー様でもできる清掃方法をお教えします。

24時間換気システムのフィルター清掃方法

【ケースその①】
2000年~2014年までの入居物件の場合

  • SC-SV

    本体は小屋裏に設置。別でスイッチの設置有。

    清掃頻度:半年に1回
    掃除機で埃を吸い取ります。汚れがひどい場合は水、またはぬるま湯に中性洗剤を溶かして押し洗いし、よく乾かして下さい。(熱湯、もみ洗いはNG)

  • B換気システム 10KB/15KB

    本体は小屋裏に設置。家の大きさにより1または2第設置有。

    清掃頻度:年に1~2回
    軽く手でたたくか、掃除機で埃を吸い取ります。汚れがひどい場合は水、またはぬるま湯に中性洗剤を溶かして押し洗いし、よく乾かして下さい。

  • B換気システム 16KB/18KB

    本体は小屋裏に設置。ʻ04以降は、10/15/16/18KBいずれかの組み合わせ。

    清掃頻度:月に1回
    掃除機で埃を吸い取ります。ネットの汚れがひどい場合は中性洗剤に浸した布で埃をとりカラ拭きをして水気を拭き取って下さい。(給気清掃フィルターの水洗いはNG)

【ケースその②】
2014年以降の入居物件の場合

  • アレルバスター換気

    本体は天井裏に設置。階段に1台の設置が基本。

    清掃頻度:排気・粗塵は月に1回
    熱交換素子は年に1~2回
    排気、粗塵防虫フィルターは掃除機で埃を吸ってください。汚れが目立つ時はぬるま湯に浸けて中性洗剤で洗って下さい。熱交換素子は掃除機で埃を吸い、乾いた布で拭いて下さい。

終わりに
換気システム上、夏場は虫を吸い込んでしまうことが多く、夏の終わりは特にフィルター周辺は汚れています。きれいな空気を室内に取り込むためにも、秋口だけでなく年中定期的に清掃するようにするのがおすすめです。また、虫などが苦手なオーナー様は無理をせず、サーラハウスサポートまたは清掃業者に相談してみてください。
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